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医師会長あいさつ
hiraikaityo 鳥栖三養基医師会 会長 平井賢治

       はじめに

昨年度も大過なく医師会活動が行えたことに感謝しますとともに、本年度も、ご協力、ご指導いただきますようお願い致します。

現状と課題

さて、私共医師会が関係している医療、介護・福祉の分野では、今も問題が山積しています。いくつかあげれば、①従来から問題になっている療養病床については、その在り方について未だ明確な結論は出ていません。②薬剤費については、半額にはなるようですが現在は1年間で3500万円という高額になるオブジーボーに端を発し、今までの2年間に一度の見直しが、毎年の見直しに変更されるようです。③また、高額療養費の自己負担額の上限額があげられるようですし、介護の自己負担額も所得のある人は3割負担になるようです。ちょっと考えてみただけでも、今からの数年間で、様々な変化が起こることが予想されます。

その中でも、私共が抱えている現在の代表的な課題は、団塊の世代の人達が全員後期高齢者になる2025年を見据えた地域医療構想と地域包括ケアシステムの構築でしょう。この二つは、一体かつ相補的なものです。いずれも私共にとっては重要な項目であり、以前から抱えている難しい問題です。

昨年3月にまとめられた佐賀県地域医療構想の報告書によれば、佐賀県は同一建物の訪問診療数では全国トップです。また、佐賀県の中でもこの東部地区はずばぬけて同一建物、特定施設への訪問診療数が高いという特徴があります。この結果は、会員の皆様の在宅医療への熱意、頑張りを表していると思いますが、居宅でのみとり数になると佐賀県全体では極端に少なくなり、東部地区も全く同じ傾向です。今後は、同一建物に加え、なんとか自宅、居宅での訪問診療数を増やすことが大きな課題です。このためには、介護との連携を強め、行政や多職種間との連携も一段と強まることが必要です。ただ現状では、少ない回数ではありますが、大多数の開業医は、「かかりつけ医」として、建物ではなく患者さんの居宅への往診、訪問診療などを診療の合間に行なっています。今後はこのような、古典的?な在宅医療も、スムーズに行えるようなシステムを急いで形成する必要があります。

また、2年前からのICTを用いた在宅医療を今以上に進めることも重要です。このシステムは、現在まだ多くの人が運用するまでにはいたっていません。便利で有用なツールであり多職種間でもっと広がればと思っています。「絵に描いた餅」にならないよう、今以上の活用が必要です。

次に、看護学校関係について考えますと、現在の一番の問題は受験者が減って来たことです。その上、本校の特徴として久留米市、小郡市など福岡県出身の在校生も多く、卒業後は他県の地元に帰る人も多くなります。その結果、佐賀県内での就業者が減り、困ったことに県からの補助金も減少しています。また、別の重要な問題は、実習施設の不足です。現在は、実習医療機関の関係者や講師の皆様方のご厚意によりなんとか看護実習が行えているというのが実情です。県内他の看護学校でも同様な問題を抱えています。看護実習指導者が看護業務を兼務しているため、実習指導者不足という問題もありますが、人口7万2千人の鳥栖市だけでも看護学校が3校もあり、他地区の学校の実習も行われており、実習施設確保という難問はこれからも続くでしょう。本校は医師会立という特徴があり、医師会員で運営している学校です。ぜひ会員医療機関のご協力で将来も、安定してこの地区で実習が行っていけることを願っています。また、知り合いの方がおられたら受験を進めていただけるようお願いします。

昨年8月に全国の医師会立の准看護学校、看護師2年課程、3年課程、助産師課程の学校実態調査がありました。その結果は、准看護学校の卒業生の7割はその地域で就業しているとの結果が出ていました。本校もほぼ同じ結果です。この東部地区の医療、介護・福祉を担う人材をこれからも養っていかなければと強く思っています。

        おわりに

昨年、福岡市出身の大隅良典東京工業大学栄誉教授がノーベル医学・生理学賞を受賞されました。2年続けての医学・生理学賞受賞は嬉しいことです。素晴らしい日本の基礎の力、科学の力ではないでしょうか。日本人の平均寿命は世界一であることといい、医療・健康の分野での日本の底力は凄いものがあります。医療に関わっている日本人として、私達まで力をもらえますね。

今年も、「チーム鳥栖・三養基医師会」をキャッチフレーズとして、当地区の医療、福祉・介護、看護師育成のために活動できたらと願っています。どこよりも団結力の強い医師会として、「鳥栖・三養基住民の健康ファースト」をモットーとして、皆様方と共により一層の活動ができることを願っています。

会員の皆様のご健勝、ご活躍をお祈りするとともに、今後ともご指導ご協力をお願いします。

 

 

所在地

 

住所 〒841-0062 佐賀県鳥栖市幸津町1923
TEL 0942-83-2282/FAX 0942-85-1177
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